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釧路港水揚げ量 32年ぶり首位に イワシ豊漁背景


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 北海道釧路市は29日までに、釧路港の今年の水揚げ量が速報値で約19万トンとなり、昨年全国1位だった千葉県銚子市の銚子港を抜き、1991年以来32年ぶりに水揚げ量日本一になったと発表した。釧路市水産課は、近海にイワシの漁場が形成されて豊漁となったことが水揚げ増につながったとしている。
 銚子市によると、25日時点の水揚げ量(速報値)は、釧路港が18万9172トン。2011年から12年連続でトップに立っていた銚子港が18万8514トンだった。両港とも29日までにおおむね今年の水揚げを終えた。
 釧路市によると、21日時点での釧路港の水揚げ高は、約142億円と前年比で約35%増加。イワシの魚粉単価が上昇したことが要因だという。