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百貨店初売り、3社増収 能登地震の自粛ムードも


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 百貨店大手4社が4日発表した2024年の初売りの売上高は、3社が前年同期を上回った。新型コロナウイルス感染症の5類移行後初の年始で店頭はにぎわった。一方で、1日の能登半島地震による自粛ムードを指摘する声もあった。
 2、3日の売上高は大丸松坂屋百貨店が7.1%増、高島屋が6.4%増、三越伊勢丹ホールディングスの主力店では約2%増だった。物価高でお得感のある福袋や、家族で集まって食べる食品などが売れた。
 1~3日に開店したそごう・西武は約6%減だった。地震の影響で2日に西武福井店を休業したことが響いた。広報担当者は、被災地以外でも外出を控えるような「心理的な影響があったのではないか」と話した。同時に発表した23年12月の既存店売上高(速報)は三越伊勢丹が前年同月比10.3%増、高島屋が9.1%増、大丸松坂屋が7.2%増、そごう・西武が横ばいだった。