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生乳24年度生産 0.3%増の見込み 値上げで需要低迷懸念


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 生乳の業界団体Jミルク(東京)は26日、2024年度の生乳生産量は23年度比0・3%増の733万トンになる見通しだと発表した。昨年夏の猛暑影響からの回復や北海道での生産抑制の見直しで、微増を見込む。ただ、物価高や乳製品の値上げの影響で、需要が低迷する懸念もある。
 生乳の23年度の生産量見通しは、22年度比2・9%減の731万1千トンとした。一方、脱脂粉乳の24年度末在庫は23年度末比22・6%増の8万2千2百トンと予測した。脱脂粉乳を使うヨーグルトの販売が低調で、在庫が積み上がる傾向にある。