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東証、最高値目前で足踏み


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 20日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続落した。午前には、1989年12月末に付けた取引時間中の史上最高値まで200円余りに迫る場面があったが、次第に当面の利益を確定する売り注文が優勢となった。終値は前日比106円77銭安の3万8363円61銭。最高値更新を目前に、足踏みが続いた。
 前日の米国市場が休場のため朝方は取引材料を欠き、方向感のない値動きが続いた。中国が住宅ローン金利の基準となるレートを引き下げたと伝わると、中国の景気が上向くとの見方から機械や半導体銘柄の一角が買われた。平均株価は一時300円近く上昇した。
 買いの勢いは続かず間もなく下落に転じ、午後は安値圏で推移した。ただ、割安感の出た銘柄には買い注文が入り、下げ幅は限定的だった。