ウクライナ経済／日本企業と復興／両国企業の交流会開催

　日本商工会議所は２０日、日本とウクライナの企業によるビジネス交流会を東京都内で開いた。ロシアの侵攻が続くウクライナの経済再建に向け、インフラ整備や農業生産の回復などで必要となる日本企業の技術や人材を現地企業と結び付け、支援につなげる。
　日本側は大企業から中小企業まで約６０社、ウクライナ側は電力や食品、鉄鋼業など２７社が参加した＝写真。
　交流会では個別企業による商談会のほか、ビジネス環境や企業を紹介する講演があった。ウクライナ商議所の担当者は、ウクライナの重点市場は「農業・食品加工、エネルギー、ＩＴ、物流インフラの四つだ」と強調し、これらの分野を中心に日本企業との協業を模索したいと訴えた。