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仕入れ先に補償開始 ダイハツ、停止分の経営支援


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 ダイハツ工業は22日、認証不正問題を巡り、自動車の生産を停止した影響に対する仕入れ先部品メーカーへの補償を2月中旬に開始したと明らかにした。生産や出荷ができなかった分の損失を補い、仕入れ先の経営を支援する。
 22日に開いたオンライン記者説明会で明らかにした。仕入れ先が申請すれば、最短1週間でお金を支払う。広報担当者は「スピードを上げて支援をしたい」と述べた。
 ダイハツは国の認証試験で不正が発覚し、昨年12月下旬に国内での車生産を全て停止。今月12日に京都工場(京都府大山崎町)の生産を一部車種で再開した。子会社ダイハツ九州の大分第1、第2工場(大分県中津市)も26日から一部稼働予定で、滋賀工場(滋賀県竜王町)は3月4日以降の一部再開を検討している。
 いずれの工場でも国土交通省が基準を満たすことを確認し、出荷停止指示を解除した車種を生産する。