琉球銀行はこのほど、企業の環境関連の取り組みを評価する英NGO「CDP」の最新の調査報告書で、8段階のうち上から2番目に当たるA-(マイナス)の評価の認定を受けた。前回のB評価から1段階上がった。
CDPは世界の企業の「気候変動」「水資源保護」「森林」に関する調査を実施して8段階で評価している。世界的に影響力があり、投資判断などに活用されている。
琉銀は気候変動分野で評価を得た。沖縄の住宅を省エネ化する「ZEPリュウキュウ」の推進のほか、「スコープ」と呼ばれる、国際的な基準で定義された温室効果ガスの排出量算定に関して第三者保証を導入したことや、気候変動に伴うリスクを定量化し開示したことなどが評価されたとみられる。
国内企業2314社のうち、最上位のA評価は109社(4・7%)、A-は185社(7・9%)だった。同行サステナビリティ推進室の渡久地政彦上席調査役は「脱炭素の取り組みをどんどん続け、開示による透明性を高め、地域で推進していきたい」と語った。 (當山幸都)
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企業環境評価で 琉銀にA-認定 1段階上がる
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琉球新報朝刊
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