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<ヒットのヒント>回転デコレーションスタンプ 簡単に押せる13の絵柄 榊原七月さん シヤチハタ


<ヒットのヒント>回転デコレーションスタンプ 簡単に押せる13の絵柄 榊原七月さん シヤチハタ 「たくさんの色があるスタンプパッドも出しており、色を変えれば同じ絵柄でも異なる見え方になって楽しめます」と話すシヤチハタの榊原七月さん
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 これ一つだけで13種類の絵柄から好きなものを手帳やカードに―。シヤチハタ(名古屋市)の「回転デコレーションスタンプ」は、気に入った絵柄を選び、枠やけい線を押すことができる。
 デザインは「ねこ」や「植物」など10種類。「ねこ」なら全身や毛糸と遊ぶ姿、足跡など13通りの絵柄があり、ダイヤルを回して使いたい印面を選ぶ。2022年の発売から3カ月で1万本を売り上げ、以降も好調に推移している。販売価格は1650円。
 絵柄を押すスタンプは、手帳や人に贈るカードに飾りや枠を加えて、華やかにしたい時に便利だ。だが、使いたい絵柄が多いと、その分だけスタンプを用意する必要があり、保管も面倒になる。
 「多くの絵柄を選べて、かさばらずに使える商品を目指しました」
 「食べ物」の商品ならば、果実やお菓子などの幅広いデザインを印面に。その日の気分に合った絵柄を選べる。
 「ビジネス用スタンプの技術を生かし、細かい飾りでも欠けずに印字できるよう、バランスなどを工夫しました」
 無地のカードを枠線で囲み、中に感謝のメッセージを添えると洗練された印象に。淡い色で押した絵柄に手書きの言葉を書けばおしゃれになる。
 「仕事の付箋でも、一回押せば印象が変わります。ぜひ試してほしい」。仙台市出身。27歳。