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ダイハツ、大分工場再開 10車種、2カ月ぶり


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 ダイハツ工業は26日、認証不正を受けて車両の生産を停止していた子会社ダイハツ九州の大分第1、第2工場(大分県中津市)で、国土交通省が安全性を確認した軽乗用車「ミラ イース」など計10車種で再開した。
 昨年12月25日の停止以来、約2カ月ぶりの再開となる。
 生産再開の対象は他に、軽商用車「ハイゼット トラック」など。いずれも国交省が安全や環境に関する性能の基準を満たすことを確認し、出荷停止指示を解除していた。
 ダイハツ九州などによると、軽乗用車「ムーヴ キャンバス」と「タフト」の残り2車種については、少なくとも来月15日まで生産を停止する。現時点で16日以降の稼働再開のめどは立っていない。
 取引のあった地元企業の担当者は「完全に再開されず不安なところもあるが、まずはほっとしている」と話した。
 ダイハツは昨年12月に国内4カ所にある全ての完成車工場の生産を停止。
 今月12日に京都工場(京都府大山崎町)で生産を一部再開していた。