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セブン大型店、生鮮食品も 千葉 コンビニ飽和で模索


セブン大型店、生鮮食品も 千葉 コンビニ飽和で模索 大型コンビニ店舗「セブン―イレブン松戸常盤平駅前店」で魚と肉が並ぶ販売棚=27日、千葉県松戸市
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 セブン&アイ・ホールディングスは27日、大型コンビニを出店すると発表した。通常の2倍ほどの面積と商品数を持つ店舗「SIPストア」を千葉県松戸市に29日に開く。生鮮・冷凍食品をそろえて客単価の向上を図る。コンビニは近年、出店が一巡して飽和状態にあり、既存店からの切り替えも模索する。
 セブン&アイが第1弾として開店するのは「セブン―イレブン松戸常盤平駅前店」。店舗面積は約290平方メートル、商品数は約5300と通常店舗の2倍ある。店舗に隣接した会議室を改築し、プライベートブランド(PB)の冷凍食品やチルド食品の売り場を増やした。
 セブン―イレブン・ジャパンの永松文彦社長は新店舗で記者団に「時代は変化しており、次世代の店舗の在り方を模索する」と述べた。ニーズや作業効率を検証し、最適な展開方法を検討する。
 国内のコンビニは今年で誕生50年を迎える。日本フランチャイズチェーン協会によると、店舗数は2021年度から2年連続で減少した。事業の成長には客単価の上昇が鍵になる。
大型コンビニ店舗「セブン―イレブン松戸常盤平駅前店」で魚と肉が並ぶ販売棚=27日、千葉県松戸市