トヨタ自動車グループの豊田自動織機による認証不正問題で、国土交通省は5日、道路運送車両法に基づきフォークリフトなど産業機械用のエンジン3機種の「型式指定」を取り消す行政処分を出した。指定を取り消されると大量生産ができなくなる。
国交省によると、取り消しとなった3機種は、フォークリフト用2機種と建設機械用1機種。認証申請のための排出ガス試験で制御ソフトを書き換える特に悪質な不正があったとして、指定を取り消す方針を2月に公表していた。
豊田自動織機側は処分案に対し意見を述べる「聴聞」の手続きに出席しなかった。
豊田自動織機は「厳粛に受け止めて真摯(しんし)に反省し、二度と繰り返さないようしっかりと立ち止まり、法規順守の再徹底に全社を挙げて取り組む」とのコメントを出した。
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型式指定取り消し 豊田織機
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琉球新報朝刊
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