有料

車両運転資格で不正、沖縄・那覇空港内でも ANAグループ会社 試験時に資料を閲覧


車両運転資格で不正、沖縄・那覇空港内でも ANAグループ会社 試験時に資料を閲覧
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 羽田空港の制限区域内で車両を運転するための資格試験の際、大手航空2社のグループ会社で資料の閲覧を認めるなどの不正があった問題で、ANAホールディングス(HD)は5日、那覇空港などの地上業務を担うグループ会社「ANA沖縄空港」でも同様の不正があったと発表した。

 ANAHDによると、滑走路や駐機場で車両を運転する際のルールを確認するオンライン試験で、2023年4~12月に計11人が資料を閲覧していた。試験監督を務めた社員の1人が不正と認識しつつ、閲覧を認めていた。不正のあった社員は資格を返納した。

 試験を巡っては、羽田で業務に当たる日航の子会社やANAHDの別のグループ会社でも不正が発覚。このうちANAエアポートサービスについて、ANAHDは5日、不正があった受験者数を当初の発表から2人追加し、74人と修正した。

 問題発覚を受け、国土交通省はオンラインでの試験を取りやめた。