不動産の琉信ハウジング(那覇市)は賃貸住宅の入居前の点検業務などをリアライズ(神奈川県)に委託することで業務の集中や効率化につなげている。リアライズは賃貸住宅や建設業界の仕事マッチングサービスを展開し、2022年2月の創設以来、約1年で全国200人の女性が登録。23年7月の業務提携以降、県内の会員4~5人が稼働しており、今後も採用の幅を広げていく計画だ。
琉信ハウジングは契約者の入居前点検で、これまで営業の担当者が清掃作業に従事。高温多湿でカビが発生しやすい沖縄の住環境整備は長時間労働につながっていたが、今回この作業を切り離したことで営業の案内件数が増えた。そのほか契約の事務に時間を当てられるなど業務の改善が図られているという。
一方、リアライズは専門性を高められるため、家主や入居者にとってもより良い住まいを提供できることになると期待する。既に本店の取り扱う案件の約9割に当たる月30~40件を外注できているという。
琉信ハウジング賃貸管理部斡旋課の大湾一広課長「専門的に入居前点検を担ってもらえるので、入居者にとっても満足度の向上につながる。今後支店に拡大していきたい」と語った。 (謝花史哲)
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入居前点検 委託で効率化 琉信ハウジング 賃貸、満足度向上へ
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琉球新報朝刊
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