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24年サケマス漁 ロと交渉開始 14日まで


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 水産庁は11日、日本の排他的経済水域(EEZ)内のサケ・マス漁について、ロシアと2024年の漁獲量などの操業条件を決める交渉を始めたと発表した。ウェブ会議方式で14日までの予定。ロシアのウクライナ侵攻が続き、日ロ関係も悪化しているが、日本側の担当者は今年の交渉への影響は限定的とみている。
 日ロ両政府は、毎年春にロシアの川で生まれたサケ・マスについて、日ロそれぞれの水域での漁獲割当量などを交渉で決めている。
 ロシアで生まれるため、日本のEEZ内でも漁獲量に応じてロシアに漁業協力費を支払う必要がある。
 23年は日本の水域での日本漁船による漁獲量を、サケ・マス合計で2050トンとした。
 ロシアに支払う漁業協力費は2億~3億13万円の範囲とすることで妥結した。実際は2050トンに届かず、2億円を支払った。