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全国4期ぶりマイナス 1~3月期 認証不正響く


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 財務省と内閣府が12日発表した1~3月期の法人企業景気予測調査は、大企業全産業の景況判断指数(BSI)がマイナス0・018だった。わずかながら、4四半期ぶりに「上昇」よりも「下降」が多くなった。前回調査で好調だった自動車が、ダイハツ工業などトヨタ自動車グループの認証不正に伴う出荷停止などで下降に転じたことなどが響いた。
 地域別では、全国11地域全てで全規模全産業のBSIはマイナスだった。マイナス幅は、東北が最も大きく、北海道が続いた。国内需要の減少や、円安進行による材料高なども影響した。
 BSIは、自社の景況感が前の3カ月と比べて「上昇」したとみる企業の割合から「下降」したとする企業の割合を差し引いた指数。