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EU議会、AI法可決 世界初、違反企業に制裁金


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【ブリュッセル共同=桜山崇】欧州連合(EU)欧州議会は13日の本会議で、対話型人工知能(AI)チャットGPTなど生成AIを含む世界初の包括的なAI規制法案を可決した。偽情報を排除し、2026年から適用の見通し。企業に生成AIで作成した画像の明示などを義務付け、違反時には巨額の制裁金を科す。背景にはAIの人権に与える負の影響への危機感があり、EUルールの世界標準化を目指す。
加盟国で構成する理事会が近く承認し、成立する見通し。日本政府はAI開発や利用を巡る事業者向けのガイドライン(指針)を今月公表するが、法制化のめどは立っていない。