県生活改善実行グループ連絡協議会会長や県女性団体連絡協議会会長などを歴任した安里千恵子氏(80)=写真左から3人目=が12日、県庁に前門尚美農林水産部長を訪ね、農山漁村女性活躍表彰の受賞を報告した。
農村女性の食生活意識改革運動や研修事業の実施などを通して女性の社会進出促進とリーダーの育成に貢献が評価され、県出身者として初めて受賞した。書籍「聞き書沖縄の食事」の執筆や学校給食への県産食材の活用啓発、農林漁業体験や料理教室を実施するなど食文化の伝承や地域農作物の付加価値向上にも尽力してきた。
安里氏は「『カマドから食育を』をテーマに約半世紀食を学び生活改善に励んだ活動が認められてうれしい。支えてくれた家族や周囲の人々に感謝したい」と述べた。前門部長は「長年にわたり農漁村の女性たちの活動をけん引してきた。受賞は県の女性たちや農業従事者にとって大きな励みとなる」と敬意を表した。 (普天間伊織)
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農村女性表彰で 安里さんが報告 県に、活動をけん引
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琉球新報朝刊
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