国の専門人材に　新たに１９人認定　農福連携技術支援者

　農福連携を推進するため国が認定する専門人材「農福連携技術支援者」に新たに県内の１９人が認定された。
　技術支援者は、農業者や障がい者などの当事者に対し、現場で実践する手法を具体的にアドバイスする専門人材。修了試験を含む全ての研修課程を受講する必要があり、２３年度からは県内でも受講できるようになった。
　今回、支援者として認定を受けたうりずんファーム（沖縄市）の仲宗根工代表＝写真左から４人目＝は、２１年から農園の作業の一部を福祉事業所に委託してきた。これまで農福連携を手探りで進めてきたことから研修への参加を決めた。
　研修を通して「具体的な声かけの仕方などを学ぶことができた」とし「受け入れる障がい者の特性を理解した作業内容や環境を整えていきたい」と語った。　（玉寄光太）