インフォマート営業所開設　観光や飲食業の成長期待

　システム開発やＢｔｏＢ（企業間取引）支援を手掛けるインフォマート（東京都、中島健社長）は９日、那覇市松尾に沖縄営業所を開設した＝写真。事業所は、３月に開設した札幌市に続き全国５カ所目。全国でも旺盛な建設需要や観光、飲食業の成長が期待できるとして、業種ごとに特化した受発注などのＢｔｏＢプラットフォームシステムの販売を強化する。
　インフォマート取締役で沖縄営業所長に就任した木村慎氏によると、県内では卸売向けシステムなどＢｔｏＢプラットフォームシステムの利用者は、有料・無料を合わせて５～６千件という。今後は建設業に特化した出来高や請求を管理するシステムなどの営業強化で、２０２５年末までに沖縄での売り上げ倍増を計画する。木村氏は「営業所開設で顧客のサポートと営業機能を強化する」と話した。
　営業所は本社などから派遣する社員２人、現地雇用２人の４人体制。２４日に那覇市の八汐荘で「富士フイルムＢＩ沖縄」と共催で、ＤＸによる業務効率化など事業内容を紹介するイベントを開催する（参加無料）。午前１０時からがホテル、旅館、食品卸向け。午後１時からが企業の経理や財務担当者向け。沖縄営業所の電話は０９８（９１６）０７００。　（島袋良太）