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CO2実質ゼロ 新電気料金プラン 沖縄ガスニューパワー 来月から受け付け


CO2実質ゼロ 新電気料金プラン 沖縄ガスニューパワー 来月から受け付け 沖縄ガスニューパワーの加藤昭博営業部長(左)、宮城清也さん =5日、那覇市の琉球新報社
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 新電力の沖縄ガスニューパワー(OGNP)は5月8日から、家庭向けや事業所など「低圧」の電気料金について、使用電力の二酸化炭素(CO2)が実質ゼロになるプランの受け付けを始める。電気料金メニューをCO2ゼロのプランに一本化し、環境価値を持った電気サービスを打ち出す。
 新プランは「CO2ゼロ従量電灯プラン・CO2ゼロ低圧電力プラン」。OGNPによると、従量電灯は沖縄電力の同様のプランと比較して基本料金が70円引きに、低圧電力は100円引きとするなど安い料金体系にした。OGNPの低圧メニューは6万件弱の契約数がある。
 同社グループの中城バイオマス発電所では、パームヤシ殻などを燃料に発電している。同発電所から調達した電気に、再生可能エネルギー由来の電力使用を示す「トラッキング付非化石証書」を付加し、実質100%の再エネ電力として提供する。
 併せて、通信アプリLINE(ライン)を使い、削減できたCO2に応じて木や動植物が増えていくコンテンツも用意する。OGNPの加藤昭博営業部長は「環境価値という考え方を広げ、脱炭素推進に貢献したい」と語った。(當山幸都)