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食生活や未病対策報告 那覇で健康経営シンポ


食生活や未病対策報告 那覇で健康経営シンポ パネルディスカッションで実践報告がなされた第7回健康経営シンポジウム=13日午後、那覇市泉崎の琉球新報ホール(小川昌宏撮影)
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 従業員の健康管理を経営的な視点で考え、実践する「健康経営」に関するシンポジウム(琉球新報社主催、協会けんぽ沖縄支部共催)が13日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれた=写真。従業員らが食生活や未病対策などに積極的に取り組む県内外の企業が事例を報告した。 (後日詳報を掲載)
 施工業のりゅうせき建設(浦添市)の安慶名健社長は「現場の安全は社員の健康からという思いがある。社員全員が自覚し、より良い状態で現場に向かうことが大事だ」と話した。同社では社員に配布するスマートフォンの中に運動を促すアプリが入っており、それを利用した運動も習慣化しているという。
 飲料用ペットボトルや各種包装容器を販売する琉球製罐(名護市)の安次富徹総務課長は、名桜大看護学科と連携した健康相談会を紹介。「健康への意識はもちろんだが、社員間のコミュニケーションもさらに活発になり組織力が高まった」と強調した。
 協会けんぽ沖縄支部企画総務部アドバイザーの玉城雅人氏は、禁煙サポート事業への参加事業所が増加していることに触れ「健康経営が当たり前の環境になってほしい。実践企業は積極的に発信し、その取り組みが広がっていってほしい」と語った。
 シンポジウムではそのほか、沖縄大学の山代寛学長が「知ってびっくりタバコの真実」と題した講演もあった。 (新垣若菜)