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卓越大、第1号に東北大 24年度助成は百数十億円


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 文部科学省は14日、国が10兆円規模の基金を活用して財政支援する「国際卓越研究大学」制度の審査で、初の認定候補に選ばれた東北大(仙台市)が認定水準を満たしたと発表した。10月以降に正式認定し、2024年度中に初年度分として百数十億円を助成する。
 東北大の冨永悌二学長は同日、記者会見し「全学を挙げて変革していくことを評価していただいた。日本の大学改革を先導したい」と述べた。
 国際卓越研究大は、政府が拠出する大学ファンド(基金)の運用益で、世界最高水準の研究力を目指す大学を支援する制度。最長で25年間助成を受けられる。
 公募には東京大や京都大など国立8校、私立2校が申請、昨年8月に東北大が認定候補に選ばれた。政府は2回目の公募を24年度中に始め、最終的には東北大を含め数校を認定する。