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東証終値 4万1000円台 最高値、上げ幅千円に迫る


東証終値 4万1000円台 最高値、上げ幅千円に迫る 4万1580円17銭で取引を終えた日経平均株価を示すモニター=9日午後、東京都
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 9日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は前日比799円47銭高の4万1580円17銭で取引を終えた。終値として初めて4万1000円台を付け、史上最高値を更新。平均株価の上げ幅は一時1000円に迫った。平均株価への影響が大きい半導体関連株が買われ、相場を押し上げた。前日の米国株式市場で、ハイテク株主体のナスダック総合指数が上昇した流れを引き継いだ。
 取引時間中としても3営業日連続で史上最高値を上回り、4万1769円35銭を付けた。終値の上げ幅は4月24日以来、約2カ月半ぶりの高い水準となった。
 東証株価指数(TOPIX)は27・94ポイント高の2895・55。出来高概算は約17億900万株。
 平均株価は前週4日に終値として最高値の4万0913円65銭を付けていた。9日は日本の長期金利低下も好感された。このところの外国為替相場の円安基調も、電機など輸出関連株の上昇を支えた。
 前日の米国市場では、ナスダック総合指数が5営業日続伸し、終値の最高値を更新。幅広い銘柄で構成するSP500種株価指数も終値の最高値を付け、東京市場の追い風となった。
 9日の東京市場は朝方から買い注文が先行し、午後に入ると勢いが一段と増した。中堅証券関係者は「海外勢の買いが入り、相場をけん引した」と指摘した。