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海運大手3社 大幅な増益に 4~6月、運賃上昇で


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 海運大手3社の2024年4~6月期連結決算が5日、出そろった。いずれも大幅増益となった。新型コロナ禍の特需がなくなって落ち着いていたコンテナ船の運賃が、中東情勢の緊迫化で上昇したのが主因だ。純利益は日本郵船が前年同期比50・0%増の1102億円、商船三井が17・5%増の1071億円、川崎汽船が96・7%増の725億円だった。
 各社は中東イエメン沖の紅海でコンテナ船などの航行を見合わせ、アフリカ南端の喜望峰沖を経由しているため需給が逼迫(ひっぱく)し、運賃が上昇した。