有料

石川佳純さん、卓球交流 能登地震被災地の小中生を激励


石川佳純さん、卓球交流 能登地震被災地の小中生を激励 石川県羽咋市の総合施設で、被災した小中学生らと卓球で交流する石川佳純さん(左)=3日午後
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 卓球女子の五輪メダリストで、昨年引退した石川佳純さん(31)が3日、石川県羽咋市の総合施設を訪れ、能登半島地震で被災した小中学生らと卓球を通じて交流した。一流の技術を目にした子どもたちは「これからも頑張りたい」と笑顔を見せた。
 子どもたちにリフレッシュしてもらおうと、国立青少年教育振興機構がイベントを企画。被災した能登町や七尾市などから200人近くが参加し、石川さんからサーブやスマッシュの技術を教わったり、一緒に写真を撮ったりした。
 羽咋市の小学6年東井新太君(11)は「石川さんの打つ球は速くて怖かったけど、また打ちたい」と声を弾ませた。能登町の中学3年で卓球部員の酒井真宙さん(14)は「震災で心が折れてつらいこともあった。これを機にまた頑張りたい」と話した。
 石川さんはイベント後「震災で環境が変わり、ストレスや戸惑いを感じることもあるかもしれないが、たまには体を動かすなど気分転換の時間をつくってほしい」と語った。