FM沖縄の開局40周年を記念したライブ「FM OKINAWA 40th Birthday Live~いつも心は南向き~for you」が1日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟であった。FM沖縄での放送などをきっかけに、スターダムにのし上がったアーティストら9組が出演。約3800人の観客が一体となり、40周年を祝った。
FM沖縄は前身の極東放送から、1984年9月1日に県内民放初のFM局としてスタートした。音質の良さを生かし、沖縄発の新しい音楽を積極的に発信してきた。
ORANGE RANGE(オレンジレンジ)は「以心電信」で始まり「俺たちに与えられた時間は盛り上げること」と宣言。「はい!もしもし…夏です!」「上海ハニー」「イケナイ太陽」の夏ナンバーで沸かせた。最後は「初めてFM沖縄でかかった曲」と「キリキリマイ」を熱い歌唱と演奏で披露した。
イントロから大きな手拍子が鳴ったHYの「AM11:00」。間奏前のサビは観客も共に合唱した。ドラマ化に続けて映画化も予定される「366日」はペンライトの灯が会場を包んだ。新里英之が「俺たちが高校生の時から1番流れている曲」と「ホワイトビーチ」を紹介。会場も一体になって盛り上がった。
モンゴル800は冒頭から「あなたに」「DON’T WORRY BE HAPPY」「OKINAWA CALLING」のライブ定番曲で駆け抜けた。キヨサクは「このまま45、50周年を刻んでほしい」と同局にエール。「小さな恋のうた」の大合唱や安室奈美恵の「TRY ME」のカバーでも沸かせた。
大トリのBEGINは、FM沖縄の敷地内でレコーディングしたという「夏の花火」などを披露。「三線の花」でしっとりと聴かせ、「国道508号線」「オジー自慢のオリオンビール」で盛り上げた。比嘉栄昇は「FM沖縄で曲が流れるのはMステに出るくらいのこと」と語り感謝を述べた。
最後は全出演者で「島人ぬ宝」を歌った。
開局当時からパーソナリティーを務める多喜ひろみさんは「素晴らしいステージ」と感謝を口にし、「50周年もここに立ちたい」と話した。
ほか出演者は、シシノオドシ、D―51、SugLawd Familiar(サグラダファミリア)、かりゆし58、水曜日のカンパネラ。
ライブの様子は、FM沖縄で15日午後7時~9時55分に放送する。
(田吹遥子)