これで不公平なくなる? 沖縄初、AIで保育所入所者選考 豊見城市導入


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 【豊見城】豊見城市議会(大城吉徳議長)は9月30日に開かれた9月定例会で、県内初となる認可保育所の入所選考に人工知能(AI)を導入する業務委託料605万円などを盛り込んだ2019年度市一般会計補正予算案を賛成多数で可決した。市によると、今年12月から導入し、来年度以降の入所選考に活用する。

 また同補正予算案に計上されていた「図書館基本計画策定委員報償費」については、報償費が「執行機関の裁量で自由に会合を開くことができる『懇話会等』に関する予算計上であり、地方自治法に基づく付属機関との違いが分かりにくい」と指摘し、改善を求める付帯決議を賛成多数で採択した。具体的には「付属機関の設置および『懇話会等』の開催について明確な基準を定め、市職員の十分な理解を得ること」「『懇話会等』の委員および構成員への報償費に対する有償無償の基準、報償費支出額の基準を定めること」を求めた。