「利害関係者」がいなかった根拠を要求 玉城知事会食問題 自民が総務部長に申し入れ


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知事の会食問題で金城弘昌総務部長(右)に総務部として会食に出席した県職員に聞き取り調査をするよう求める沖縄・自民の島袋大会派長(中央)=7日、県庁

 玉城デニー知事が設置した「万国津梁会議」を巡り、玉城知事と受託業者らが契約日前日に会食をしていた問題で、県議会野党会派沖縄・自民の島袋大会派長らは7日午前、県庁に金城弘昌総務部長を訪ね、会食に出席していた知事公室所属職員に対して聞き取り調査を実施し、県が主張する会食に「利害関係者」がいなかったとする根拠を示すよう申し入れた。自民側は7日午後1時までに総務部として見解を出すよう求めた。

 自民会派は職員倫理規定を所管する総務部に対して、①会食の場所②職員が知事の出席をいつ知ったか③知事が出席している際の話題④知事退席後の話題―などについて職員本人から聞き取りするよう要求した。

 自民会派の要求に対して金城総務部長は「今、知事公室が確認しており、まだ総務部として正式に聞いていない。7日の期限は非常に厳しいが、倫理規定に沿った対処されているか我々としても確認したい」と述べた。

 会食問題を巡っては県議会一般質問のほか、4日に始まった各種常任委員会でも質疑が集中している。自民は総務部の対応次第では百条委員会の設置を求めていく構えだ。【琉球新報電子版】