コザ、浦添店を本店に統合 おきぎん証券 業務再編で拡充するサービスとは…


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 おきぎん証券(那覇市、仲本善政社長)は7日、沖縄県内5店舗のうちコザ支店と浦添支店を本店に統合すると発表した。コザ支店は9月13日に閉鎖しており、浦添支店は10月11日に閉鎖する。親会社の沖縄銀行(那覇市、山城正保頭取)との「銀証連携」を強化し、銀行窓口でおきぎん証券の職員が有価証券投資の相談を受け付ける体制を拡充する。

 沖縄銀行は投資信託や生命保険、国債、外貨預金などの商品を取り扱っているが、業態の関係から「株式」「外国債券」の直接販売はできない。窓口で株式購入の相談などがあった際には、おきぎん証券を紹介する形を取っている。

 おきぎん証券は今回、支店の統合によって業務を再編し、営業員の約半数を銀行からの紹介業務の担当者として配置する。各営業員に沖銀の店舗ごとの主担当と副担当を割り当て、銀行から紹介があった際に迅速に対応する機動力を高める。

 沖銀としても有価証券投資の仲介業務を推進することで顧客の利便性向上を図り、資産形成を支援していくとしている。

 おきぎん証券の眞喜屋顕営業本部長は「今回の統廃合で銀行との連携を強化し、投資相談の機会を逃さず対応できるようにする。顧客との接点を拡大し、幅広い要望に対応していく」と述べた。