川満、上原ともに6位 かねひで美やらびOP 但馬が逆転初優勝


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 女子ゴルフのステップアップツアー、かねひで美やらびオープン最終日は12日、名護市のかねひで喜瀬カントリークラブ(6594ヤード、パー72)で行った。2位で出た但馬友が通算4アンダーの212でステップアップツアー初優勝を果たした。県勢は川満陽香理が72、上原美希が74で回り、それぞれ通算219で6位だった。73で回った佐渡山理莉(名護高出)は221で14位、75で回った与那覇未来は223で23位に入った。通算228の山城奈々は44位、島袋ひの(宜野座高3年)は229で47位、金井智子は232で50位だった。同大会は賞金総額2千万円、優勝賞金360万円。

◇耐えて伸ばした順位 上原

3オーバーでホールアウトし、ギャラリーの声援に応える上原美希=12日、名護市のかねひで喜瀬CC(新里圭蔵撮影)

 2日目に2アンダーで9位に順位を上げた上原美希が最終日も2オーバーで耐え、通算3オーバーの6位で終えた。ただホールアウト後は「風が読めず、パットの時も強風が吹いたりして…」と納得のいかない表情。「もっと上にいくためには、しっかり対応しないといけない」と成長の糧にしたい考えだ。

 前半からボギーとバーディーを繰り返す出入りの激しい日だったが、アプローチが安定し、我慢を続けた。地元開催ならではの親戚の声援もあり「応援を力に変えることができた」と笑顔を見せた。

 一昨年は10位、昨年も競技不成立になる前日は10位だった。「最低でも10位以内に」と臨んだ今大会で6位に食い込み「ショートゲームがうまくいった。(順位が上がった要因は)場数を踏んできたから」と成長を実感する。

 11月のQT(クオリファイングトーナメント)を前に、ステップアップツアーは残り2戦。最終戦の京都レディースオープン(23~25日)は2016年に頂点に立った相性の良い大会で「好きなコースなのでまた優勝したい」と意気込む。QTに向け、勢いを付けたい。

(長嶺真輝)