沖縄クロス・ヘッド(渡嘉敷唯昭社長)とオーシーシー(天久進社長)は11月から、那覇市IT創造館に入居する企業向けに、新規事業の創出や起業の支援を目的としたITサービスの提供を始める。沖縄クロス・ヘッドが運営する「沖縄クラウドネットワーク」を活用して、法人向けインターネットやプリントサービスなど、入居企業のニーズに合わせてITサービスを提供する。
同館は沖縄クラウドネットワークの八つ目の拠点地になった。同ネットワークは県内の主要拠点間を高速で接続する回線で、安価で安全性に優れる。
これまで拠点地はデータセンターが中心だったが、同館が新たな拠点地となることで、入居企業が独自で回線を用意する必要がなく、インフラ整備費用の抑制や安全性担保にもつながる。入居企業がより付加価値の高いサービスを提供できることも期待される。
渡嘉敷社長は「起業したい人が簡単にスタートアップできる環境をつくりたい」と話した。