県内各地の商工会が自慢の特産品を持ち寄った第22回商工会特産品フェア「ありんくりん市」(県商工会連合会主催)では、新たな地域グルメが提供され訪れた人々を楽しませた。
八重瀬町の飲食店「ALICE SALON(アリスサロン)」は、地元八重瀬産のヤギ肉を使ったヤギピザやヤギバーガーを販売した。産業まつりは初出店で、経営する上地克樹さん(44)は「八重瀬のヤギはくせがなく食べやすい。ヤギ汁や刺身以外の食べ方を考えて、ピザやバーガーになった」とPR。訪れる客が興味津々な様子で質問するなど、上々の反応だった。
ハンバーガーやホットドッグには町内のパン店で作った竹炭を練り込んだパンを用い、上地さんは「地元の良いものをアピールしていきたい」と意気込んだ。
名護市の南西食品(中本泰一郎社長)は、クラフトジンジャーエールを出品した。ショウガにスパイスなどを加えて煮詰め、県産シークヮーサーなどを加えてシロップを作った。店頭でシロップと炭酸を混ぜ、コップではなくパウチタイプの容器に入れて販売した。
同社営業部の宮城彩乃さん(32)は「去年はタピオカを売ったが、ブームに先駆けて何かやりたいと話してクラフトジンジャーエールになった。容器も珍しく、よく売れている」と話した。