【国頭】村出身の歌手・ヤンバラー宮城さんが村立くにがみこども園(園原實園長)に贈る園歌「くにがみこども園のうた」を制作した。10月28日、同園で贈呈式が開かれ、園児ら179人が元気よく歌を歌い上げた。
「どこにもない宝物を持っているのさ」―。曲を作る上で、ヤンバラー宮城さんが特に思いを込めたフレーズだ。「ここでは、自然の中でのびのび遊ぶことができる。宝のような環境だ。大人になった時に歌詞を思い返して意味を再確認してほしい」。子どもたちの耳に残るよう音頭調にし、言葉の一つ一つに注意を払った。「今までの曲作りの中で一番難しく、一番達成感があった」と振り返った。
贈呈式で園原園長は「園の歴史に残る機会になった」と話した。山城真緒ちゃん(5)は「みんなで歌えて楽しかった。歌詞も全部覚えた」と満面の笑みを見せた。園の玄関にはヤンバラー宮城さんが贈呈した歌詞ボードが掲示された。