沖縄8島の黒糖つかった○○が好評 愛知県の粉末食品会社 独自の技術で本格的な味


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「沖縄8島をめぐる黒糖珈琲」(同社提供)

 高品質の粉末食品を取り扱うパウダーフーズフォレスト(愛知県)が、県内8離島の黒糖で甘みを付けた即席コーヒー「沖縄8島をめぐる黒糖珈琲」を販売している。11月から県内のリゾートホテルや那覇空港などで取り扱っており、お土産品として好評を得ているという。沖縄大交易会の関連イベント「コラボしたい!沖縄の素材展」で同商品を紹介した。

 商品で利用したのは与那国島、波照間島、西表島、小浜島、多良間島、粟国島、伊平屋島、伊江島の黒糖。約2年前に波照間島の黒糖を使ったパウダーコーヒーを開発して県内限定で販売しており、今月から新たに7島の黒糖珈琲を加え、セットでの販売を開始した。

 同社は独自の技術で超微粒のコーヒーパウダーを製造することで、本格的な味を再現することに成功したという。同パウダーを県内8島の黒糖と混ぜ合わせ、それぞれの風味を生かした黒糖珈琲を開発した。

 化粧箱の中に、沖縄の地図と各黒糖を生産している島の紹介を載せた台紙を入れ、消費者に伝えている。

 同社は沖縄のアセロラやパイナップル、シークヮーサー、カーブチーを粉末化した商品も販売している。同社営業本部の社員は「沖縄の魅力ある素材を日本のみならず海外にも伝えていきたい」と話した。