八重瀬町で春季合宿へ 沖縄初のプロ野球チーム「ブルーオーシャンズ」


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琉球ブルーオーシャンズの田尾安志GM(左)と比屋根渉選手(右)、八重瀬町の新垣安弘町長=15日、八重瀬町役場

 沖縄初のプロ野球チームとして日本野球機構(NPB)参入を目指す琉球ブルーオーシャンズが、2020年1月25日~2月21日まで八重瀬町の東風平運動公園野球場で春季キャンプを行う。田尾安志ゼネラルマネージャーや比屋根渉選手(元ヤクルト)、新垣安弘町長が15日、町役場で会見を開いて発表した。

 20日にトライアウト合格者を発表し、12月にお披露目会を行う。3月以降に3試合の公式戦の予定。

 ブルーオーシャンズは球場のある複数の市町村と調整し、八重瀬町をキャンプ地として選んだ。新垣町長は「沖縄のプロ野球チーム発足は歴史的なこと。県民が期待している」と歓迎した。

 田尾氏は17年前、同球場のこけら落としゲームにプロ野球OBチームで出場したそうで「縁を感じる」と話した。初キャンプでは「ユニフォームを着てバッティングを教えたい」と指導にも携わる考え。比屋根も中学生の時に球場こけら落としに参加しており「まさかここに戻ってくるとは。見本になれるようにしたい」と意欲を示した。