浄水場候補地を確認 20年ぶり知事座間味視察


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座間味浄水場の建設候補地を視察する玉城デニー知事(左)=13日、座間味村

 【座間味】玉城デニー知事は13日、座間味村を行政視察した。同村に県知事が視察に訪れるのは20年ぶり。玉城知事は座間味村役場を訪問し、宮里哲村長ら村職員らと意見交換した後、座間味浄水場建設候補地を視察した。

 意見交換会で座間味村は、(1)阿嘉・慶留間島地域への駐在所の設置(2)老朽化した高速船代替の財政的支援(3)座間味港の係留場個所の増設およびゲストバースの早期整備(4)県平和祈念資料館ざまみ分館の設置(5)イノシシ駆除にかかる補助支援(6)阿嘉・慶留間島の主要幹線の県道への早期格上げ―の6項目を県に直接要望した。要望を受けた県担当者は現状を把握した上で、村と連携し取り組む姿勢を示した。

 座間味浄水場建設候補地の視察では、住民らが求めている高台の候補地を複数回った。

 住民らの要望を受けて候補地を再検討している現状について玉城知事は「計画図面を基に現地を確認した。(県企業局の)報告を待ちたい」と話した。