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戦前の首里城正殿の模型公開 世界遺産登録20年を前に特別展開幕 県立博物館・美術館 中山対北山の戦闘再現映像も

県立博物館・美術館特別展の中で公開される戦前の首里城正殿の模型=19日午前、那覇市おもろまちの県立博物館・美術館

 首里城跡など9カ所が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されて来年で20年になることを記念して、県立博物館・美術館企画の特別展「グスク・ぐすく・城―動乱の時代に生み出された遺産」が19日午前、那覇市おもろまちの同館で始まった。沖縄戦で焼失した首里城の正殿を10分の1の大きさで再現した模型を公開するほか、県内各地の琉球王国時代の城や関連遺産などについても近年の発掘調査を交え紹介している。2020年1月19日まで。
 
戦前の首里城正殿の模型は木製で高さ1・7メートル、幅約3メートル、奥行き約2・3メートル。戦前に正殿の大規模修理に携わった大工職人の知念朝栄さん(1959年死去)が作成したという。1992年に正殿が復元されるまでは唯一の本格的な立体模型で、復元の参考資料にもなった。正殿の入り口にある龍柱や、正殿内部の柱組み、部屋割りなども細やかに再現されている。
 
1419年に北山が中山との戦いへ向かう一場面を再現したVR(バーチャルリアリティ)映像なども公開している。
 
特別展を担当した同館の山本正昭学芸員は「展示準備を進めている中で、首里城火災という全く想定していないことが起きた。正殿の模型を見ることで、いつか首里城の姿を見ることができるという勇気を与えてくれると思う」と語った。
 
入場料は一般1100円、高校生・大学生600円、小学生・中学生300円。問い合わせは県立博物館・美術館電話098(941)8200。【琉球新報電子版】



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