電通社長山本氏「地域力を発揮」 20年に持ち株体制移行で


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 電通(東京都)の山本敏博社長が21日、那覇市泉崎の琉球新報社を訪れて、今後の事業方針などを説明した。電通が2020年1月に持ち株会社体制移行することに触れて「今後は沖縄を含む(グループの)各事業者が主役になる。地域の特性を生かして最大限のパフォーマンスを出してほしい」と話した。

 山本氏は沖縄は人口が増加し、アジアに近い好立地にあることを指摘。「沖縄はユニークな場所だ。地域力を発揮することで、電通グループ各社でも活用できるヒントを生み出せる」と期待を込めた。

 国内外のグループ会社のアイデアが沖縄の課題解決につながる可能性もあるとみて、「広告会社として何ができるか、有効な答えを出していく」と強調した。