那覇市はAIチャットボット(人工知能を活用したコンピューターの自動対話プログラム)による総合案内サービスの実証実験を12月中旬から来年3月中旬まで行う。専用ウェブサイトや通信アプリ「LINE(ライン)」でAIが24時間365日、行政サービスに関する質問に答える。
検証を経て2020年度からの本格導入を検討する。
市が27日の定例記者会見で発表した。県内自治体で初の試みという。AIは子育てや引っ越し、ごみの出し方など34分野の質問に対応し、市のサイトなどに案内する。三菱総合研究所、日本ビジネスシステムズ、アイネスの3社が事業に協力している。
会見では18年度に市民税課で行った、事務作業をソフトウエアが代行して自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の実証実験結果も発表した。年間197時間の業務削減を見込めることが分かったという。今後、全庁的に検証を拡大していく。