ふわっふわの食パン ドラゴンフルーツでほんのりピンク♪ 県立農業大学校が開発


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県立農業大学校で生産したカンダバーとドラゴンフルーツで作り上げた「農大オリジナル食パン」

 【名護】沖縄県名護市大北の県立農業大学校は21日、農大産のドラゴンフルーツとカンダバーを使ったオリジナル食パンの試食会を、同市のなごアグリパーク・美ら島キッチンで開いた。同校の学生らが美ら島キッチンと共同で開発し、12月1日に開催される第17回農大祭で販売する。

 試食会には伊差川保育園の園児25人も招待され、ふわふわ食感の食パンに笑顔があふれた。ドラゴンフルーツで作った食パンは、果肉を多く使って豊かなピンク色を引き出し、種の食感も楽しむことができる。カンダバーを使った食パンは、根が柔らかいものを選び、優しい味と色合いに仕上げた。農大祭では、限定各100個を1斤300円(税込み)で販売する。

商品を開発した県立農業大学校の学生と、試食した伊差川保育園の園児ら=21日、名護市のなごアグリパーク・美ら島キッチン

 同大1年の喜屋武優希さん(18)は「沖縄の食材を使って独自の商品を開発した。ぜひ多くの人に食べてほしい」と話した。試食会を楽しんだ吉川花ちゃん(5)は「ピンクと緑のパン両方おいしかった」と笑顔を見せた。

 農大祭は1日午前9時半~午後3時半。野菜や果物、農大バーガー、和牛精肉などを販売する。学生によるエイサー演舞や果樹の栽培講習会、フラワーアレンジメント教室、野菜収穫体験などもある。午前9時~午後3時半まで、なごアグリパークと農業大学校を結ぶシャトルバスも運行する。

 問い合わせは同校(電話)0980(52)0050。