「多量飲酒を慎み、適正飲酒を心がける」「酒を飲んだら運転しない」 市議会で宣言決議 


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 【糸満】糸満市議会(大田守議長)は3日に開会した12月定例会本会議で、適正飲酒の推進及び飲酒運転根絶に関する宣言決議を全会一致で可決した。糸満署(金城和郎署長)によると同決議は県内初で、管内の八重瀬町議会も12月定例会で決議を予定している。

 糸満市の飲酒運転検挙者数は、人口千人当たりの比率が県内市町の中で最も高いという。市内では泥酔者や路上寝の通報が多数寄せられ、「厳しい現状を早急に改善する必要がある」と決議した。

 宣言決議では、市議会をはじめ関係機関・団体、家庭で「多量飲酒を慎み、適正飲酒を心がける」「酒を飲んだら運転しない」などの運動を強力に実践することを誓っている。

 糸満署は「『適正飲酒』という言葉は最近から出てきたので、まずは市民に知ってもらい、正しい飲酒の意識付けになれば」としている。【琉球新報電子版】

県内で初めて「適正飲酒の推進及び飲酒運転根絶に関する宣言決議」を全会一致で可決した糸満市議会=3日、糸満市議会本会議場