沖縄県豊見城市豊崎の「戸田書店豊見城店」が、2020年1月13日で閉店する。戸田書店(静岡、鍋倉修六代表取締役)は09年の浦添前田店の閉店に続き、県内からの事業撤退となる。同社は「インターネットの普及で出版物全体が低迷する中で、経営的に判断した」と説明した。
豊見城店は、戸田書店の県内初店舗として07年にオープンした。開店当初、売り場面積約1300平方メートルは県内最大規模で、沖縄関連書籍などを豊富に取りそろえていた。田中寛行店長は閉店について「近隣住民の皆さんにご迷惑を掛けて申し訳ない」と話した。
土地と建物は賃借しており、所有者の静岡県の企業は戸田書店閉店後の利用について「現状ではコメントできない」としている。