焼失した首里城 今だからこそ学びたい 首里城公園が1日4回無料の解説会スタート


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首里城焼失前の様子などを伝える解説会=6日午前、首里城公園内の首里杜館情報センター

 首里城公園(那覇市)は首里城焼失前の様子や役割などを説明する「首里城解説会」が6日、首里城公園首里杜館情報センターで始まった。首里城公園によると、解説会は、イベントなどで施設が使えない日を除いて1日4回開く予定で、来場を呼び掛けている。

 解説会初日となった6日、観光客らが、解説会に参加した。解説員の蔵盛美香子さん(31)は首里城の城壁の積み方や、正殿や南殿、北殿などの建物の建築様式などについて写真を使って解説した。

 解説員になって5年目という蔵盛さんは「(焼失後にも)首里城に来ていただけてありがたい。少しでも記念になってほしいと思って伝えた」と語った。

 解説会は午前9時半、同11時、午後1時、同3時に開かれ、入場無料。予約不要で、各回45人程度が参加できる。同館では首里城の写真パネル展も開かれている。