産学官連携で5社支援 付加価値高い製品開発へ 産業振興公社が補助金


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産学官連携製品開発支援事業で採択された(左から)すまエコの宇佐美徹社長、沖縄リサーチセンターの禹済泰社長、沖縄UKAMI養蚕の仲宗根豊一社長、ADOの出雲秀司取締役、ワールド・リンクの田村博三氏=9日、那覇市松尾の八汐荘

 県産業振興公社は9日、那覇市松尾の八汐荘で、県から受託した「産学官連携製品開発支援事業」で支援する5社のプロジェクトを発表した。同事業は3500万円を上限に補助金を受けられ、沖縄の地域資源などを利用した付加価値の高い製品の開発につなげる。

 採択企業の発表後、エイトブランディングデザイン(東京都)の西澤明洋代表によるブランディング&デザイン経営セミナーもあった。西澤氏は「ほかにない強みに焦点を当て、その強みを客に正しく伝えることが大切だ」と述べた。

▽産学官連携製品開発支援事業の採択企業と開発内容は次の通り。

▽沖縄UKAMI養蚕「県産エリ蚕蛹を活用した機能性食品素材」

▽沖縄リサーチセンター「ノビレチンなどを利用した認知機能改善食品」

▽ADO「フッ素樹脂フィルムを活用した半導体製造装置用バルブ」

▽すまエコ「県産タヌマオイルなどを活用した機能性スキンケア製品」

▽ワールド・リンク「県産高品質炭酸カルシウム活用の環境プラスチック製品」