沖縄県立芸大新学長に波多野泉氏 来年4月に就任 比嘉現学長は勇退


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波多野泉氏

 沖縄県立芸術大学は16日までに、次期学長候補者に同大美術工芸学部長の波多野泉教授(62)を選んだと発表した。常勤教員による投票を経て評議会で決定した。知事の任用を受け、2020年4月1日に就任する。任期は24年3月末まで。

 現学長の比嘉康春氏(66)は20年7月までの任期だった。公立法人化のめどが21年4月に控えていることなどから、年度途中に交代するのではなく、新年度から新学長の下で課題に取り組む体制を整えるために勇退を決めた。

 波多野氏は1957年生まれ、滋賀県出身。東京芸術大、県立芸大、立正大などで非常勤講師を務めた後、97年に県立芸大助教授に就任。2005年に教授になり、学生部長や付属図書館・芸術資料館長を歴任した。専門は彫刻。