トリイへの群移転で米兵60人増員 読谷村、基地機能強化を危惧


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 【読谷】米陸軍特殊部隊(グリーンベレー)が駐屯する読谷村のトリイ通信施設に浦添市牧港補給地区(キャンプ・キンザー)の倉庫群などを移転する計画について、村は移転に伴い軍人や軍属、基地従業員など約60人が増員することを明らかにした。17日の村議会一般質問で、村企画政策課の城間康彦課長が城間真弓議員(共産)に答えた。城間氏は施設内には新たに戦術装備品複合施設の建設も進められていると強調した上で「基地機能強化の要因がそろっている」と非難した。

 城間課長は2016年以降、村内で起きた米軍による事件事故の件数は16年が2件、17年が6件、18年が5件、19年が現時点で3件だったと説明。17年度以降、トリイ通信施設での兵士のつり下げ訓練も常態化している状況を危惧した。