沖銀、福岡銀と協定 地域経済活性化で連携


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 沖縄銀行(山城正保頭取)は20日、福岡銀行(福岡、柴戸隆成会長兼頭取)と地域経済活性化に関する連携協定を締結したと発表した。今後、沖縄と福岡で連携して顧客の販路拡大などを支援する。

 沖銀は、福岡銀行も参加するふくおかフィナンシャルグループの子会社、iBankマーケティングと2017年に資本業務提携を締結し、個人客向けのデジタル分野で連携している。取り組みをさらに進めて、銀行間で連携関係を構築することになった。

 連携内容は、両行で(1)顧客の商圏や販路拡大(2)海外展開支援(3)事業承継、M&A(4)創業支援(5)地域開発案件などでの共同取り組み(6)人材育成、交流―などを進めていく。顧客を相互に紹介することや、互いのノウハウ、ネットワークを活用して地域経済活性化と両行の企業価値向上を目指す。

 沖銀の金城善輝専務は、互いの地元地域への出店や資本参加などはしないとした上で、「連携してビジネスを拡大していく。福岡や九州にわれわれのお客さまが出店することも含めて、積極的に攻めていきたい。今後は福岡銀行と一緒に大型の設備投資などもしていけると思う」と説明した。