今年は特に甘~い サトウキビの製糖始まる 


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
搬入されるサトウキビ=23日、うるま市のゆがふ製糖

 沖縄本島唯一の製糖工場、ゆがふ製糖(うるま市、大田一社長)で23日、2019~20年期のサトウキビの製糖作業が始まった。今期の本島内のサトウキビ生産量は前年比1・8%減の12万4021トンを見込んでいる。初日に運ばれてきたキビの平均糖度は13・7度と例年より高く、順調なスタートを切った。

 20年3月24日まで93日間の操業を計画。大田社長は「前期は機械の設備故障で迷惑を掛けた。整備を万全に、多くの砂糖を作れるよう取り組む」と話した。

 今期は台風の被害もあったが、折損率は1・6%にとどまった。11月下旬から気温が低下し乾燥が続いたことで、糖度は平年以上が期待される。沖縄本島の収穫面積は同7・5%減の、2494ヘクタールだった。

 製糖の期間中、ゆがふ製糖は3交代勤務で24時間の連続操業を予定する。