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【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設を阻止しようと、2014年7月に市民が始めた米軍キャンプ・シュワブ前での座り込みが27日、2000日を迎えた。「絶対に造らせない」。集まった市民らは雨の日も風の日も座り込み続けた日々を振り返り改めて誓った。
早朝から次々と駆け付けた市民60人を前にマイクを握った島ぐるみ会議共同代表で前名護市長の稲嶺進さんは「こんなに長い闘いになるとは思わなかった。これからもまだ続くだろう。だが私たちは諦めない。力を合わせて頑張ろう」と呼び掛けた。これに対し市民は拍手で応えた。
2018年12月に政府が辺野古の海に土砂を投入して1年が過ぎたが、工事の進捗(しんちょく)率は全体の1%にとどまり、当初計画から大幅に遅れている。情報開示請求などで埋め立て区域にある軟弱地盤の存在を指摘してきた土木技師の北上田毅さんは「この状態でとどめているのは大きな成果だ」と強調した。政府が総工費約9300億円、事業完了までに約12年かかることを示したことに触れ「工費、工期ともに政府の希望、願望でしかない。最低でも県の試算する2兆円以上になる」と指摘した。
一方、沖縄防衛局は27日朝から辺野古海上で埋め立て工事を継続し、本部町の本部港塩川地区や名護市安和で土砂の搬出作業を続けている。【琉球新報電子版】
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