年末年始 ごちそう準備大忙し 買い物客で市場にぎわう


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正月用の買い物をする人たちでにぎわう第一牧志公設市場 =30日午前、那覇市

 県内の市場やスーパーは30日、大みそかや正月に向けた準備で食材などを買い求める人たちでにぎわった。那覇市の第一牧志公設市場は老朽化に伴う建て替え工事のため、近くの旧にぎわい広場に建設された仮設市場で営業後、初めての年末を迎えた。

 場内の「山城こんぶ屋」では煮物や炒め物に使う昆布やタケノコを買い求める客で長い列ができた。浦添市の名護トキ子さん(71)は「やっぱり市場で買った食材はおいしいからね」と昆布とタケノコを購入。「来年は一番上の孫が高校受験。無事合格してほしい」と願った。

 「二中前ミートてるや」では、ソーキや軟骨が飛ぶように売れていた。照屋紀子さん(76)は肉を切り分けながら一人一人の客に「元気?」などと声を掛けていた。「常連さんの顔を見るのも今年は最後かな。来年はみんなが元気で幸せな1年になってほしい」と笑みを浮かべた。